大阪府の吉村洋文知事(45)、京都府の西脇隆俊知事(65)、兵庫県の井戸敏三知事(75)は23日、西村康稔経済再生担当相(58)とオンライン会談し、3月7日の期限を待たず緊急事態宣言を2月末で解除するように要請した。

会談後、取材に応じた吉村知事は「緊急事態宣言が仮に終了になったとして、それですべてが終了ではない。徐々に解除していくことで感染症対策と社会経済活動の両立をさせていくことを目指すべきだと話しました」と語った。

西村氏は「最終的にどうするかは国が決めることで、感染状況と専門家の意見を聞いた上で判断する」と応じたという。

西村氏との会談前に行われた3知事のオンライン会議はフルオープンだったが、西村氏と3知事とのオンライン会談は非公開だった。西村氏との会談の内容についての質問が相次ぎ、自らの発言内容を懸命に“再現”している途中、別の出席者の発言と“混乱”しそうになった吉村知事は「僕から言いましたよね」と府幹部に確認。幹部がうなずくと、吉村知事は「だよね」とあいづちを打ち、「もうあれ(会談を)フルオープンにしたらええのにね」と苦笑いを浮かべ、自らが大阪府政で進める“見える化”を提案した。