新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間中、東京都が飲食店に営業時間短縮を要請していることに関し、展開する店舗の一部で午後8時以降も営業を続けている飲食チェーン「グローバルダイニング」は18日、新型コロナウイルス対策の改正特別措置法45条に基づく東京都からの営業時間短縮命令を受けたことを、自社のホームページで明らかにした。

その上で、18日から21日までの4日間は、居酒屋「権八」や「モンスーンカフェ」「カフェ・ラ・ボエム」など展開する飲食店の営業時間を、午後8時までとすることを発表した。

同社は時短要請に応じない理由を、今月11日付で弁明書として、小池百合子都知事あてに提出。弁明書では、緊急事態宣言で不要不急の外出を控える指示がありながら一部の遊興施設への営業を容認し、外食産業には締め付けを迫っていると主張。新型コロナ対策や経済対策の制度に「大きな不備がある」とした上で「民間、特に飲食店を狙い撃ちにした経済的我慢を強いる緊急事態宣言と時間短縮要請については不信しかありません」などと記していた。