藤沢里菜女流立葵杯(22)への挑戦権を争う、囲碁の第8期会津中央病院・女流立葵杯準決勝2局が15日午前10時、福島県会津若松市「今昔亭」で一斉に始まった。

加藤千笑二段(19)対上野愛咲美女流棋聖(19)は午後3時39分、222手までで上野が白番中押し勝ちした。「頑張ったと思います」と笑顔を見せた。前期は本戦初戦で岩田紗絵加初段(24)に敗れた。前々期に1度挑戦者にはなったが、藤沢に連敗して退けられた。

もう一方からは仲邑菫二段(12)に黒番6目半勝ちした牛栄子三段(22)が進出してきた。2月の女流名人戦リーグでは苦戦を強いられたが、何とか勝てた。「内容が良くなかった。その時よりはいい碁を打ちたい」。2年ぶり2度目の登場を目指す。