トランプ前米大統領が14日、退任後初となる誕生日を迎え、ニュージャージー州ベッドミンスターにあるトランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブで75歳の誕生日を祝ったが、そこに妻のメラニア夫人の姿はなかったと報じられた。

長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏が自身のインスタグラムに誕生日パーティーの様子を撮影した動画を投稿。家族や友人、数人の議員がバースデーソングを歌って祝ったことを報告していた。しかし、ピープル誌が、会場にはメラニア夫人と息子バロン君の姿はなく、長女イバンカさんら他の家族も出席していたかも不明だという。

普段通りゴルフを楽しんだというトランプ氏は、トランプ・ジュニア氏と恋人、元NFLスターで総合格闘家のハーシェル・ウォーカーらに囲まれ、控えめな誕生祝いを行ったと同誌は伝えている。

元妻イヴァナさんによると、トランプ氏は年を取るのが嫌で誕生日を嫌っているとし、家族もそんなトランプ氏の気持ちを尊重した可能性もある。次男エリック氏は自身のインスタグラムにホワイトハウスで撮影した親子2ショットとともに誕生日を祝うメッセージを投稿していることからパーティーには出席していなかったものとみられる。

退任後はフロリダ州に所有する別荘マー・ア・ラゴで暮らしているトランプ氏は、猛暑を避けるために夏の間はニュージャージー州のゴルフ場に居住地を変更する予定だと報じられている。

不仲説がささやかれるメラニア夫人はフロリダでの生活を気に入っており、夏の間はニュージャージーとフロリダを行ったり来たりする予定だという。「自分のスケジュールを守り、自分の人生を送っている」と関係者は同誌に語っている。SNSを追放され、新たに開設したブログもアクセス数が伸びずにわずか1カ月たらずで閉鎖したトランプ氏は、自身の誕生日に際してコメントは発表していない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)