今年を代表する言葉を選出する「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が4日、発表された。

象徴的だったのは、スポーツ関連から生まれた言葉の復活だった。昨年はコロナ禍の影響でイベントが相次ぐ中止、延期。無観客開催も続き、史上初めて選出がなかった。今回は1年延期された東京五輪・パラリンピックから続出。五輪新競技スケートボードで日本人史上最年少金メダルを伝えた名実況「13歳、真夏の大冒険」や、パラリンピックのボッチャの妙技「スギムライジング」など9語が選ばれた。大リーグで活躍したエンゼルス大谷翔平は「リアル二刀流」「ショータイム」と、まさに“二刀流”で大賞を狙う。

昨年は半数の15語を占めたコロナ関連は、「変異株」「副反応」「路上飲み」など6語で“収束”傾向。トップ10と大賞は12月1日に発表され、同日に表彰式も開催される。【鎌田直秀】