将棋の藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が史上最年少4冠獲得を目指して豊島将之竜王(31)に挑戦する、第34期竜王戦7番勝負第4局が12日、山口県宇部市・ANAクラウンプラザホテル宇部で始まった。開幕から3連勝の藤井が勢いに乗ってストレートで竜王奪取するか、かど番の豊島が巻き返すか。注目の大一番を迎えた。戦型は角換わり。午前は63手まで進む早い展開だったが、午後は両者が一手一手に時間をかけ、ゆっくりしたペースになっている。

午後3時を回り、両者の控室にはおやつが用意された。藤井は「和栗のモンブラン」と「アイスティー」。豊島は「レアチーズケーキ(山口県産ブルーベリーソース)」と「ブルーベリージュース」を注文した。

対局の持ち時間は各8時間の2日制。1日目は昼食休憩をはさみ、夕方に封じ手をする。2日目は13日午前9時に再開する。