発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=93)が22日、都内で「覚年会」と題した会見を開いた。その中で同日、東京都で新たに40人が新型コロナウイルスに感染したと発表されたこと、大阪府内でオミクロン株の市中感染が確認されたことを受けて「昨日より東京の感染者が増えた。大阪で市中感染が始まり、東京でも手の付けられない市中感染が起きるだろう」と、新たな感染拡大、第6波は不可避との考えを示し、警鐘を鳴らした。

中松氏は、コロナ禍の発生以降、繰り返して「コロナエントロピー理論」を提唱してきた。その内容は、強大なエネルギーであるエントロピーが人間と新型コロナウイルスそれぞれにあり、その2乗によって、さらに巨大なエネルギーになるため、人類の力では到底かなわないとし、巨大なエネルギーから守る個人防御具を全員つけることが解決策と説明している。

東京都で新規感染者が40人を超えるのは、10月16日以来67日ぶりとなった。中松氏は「コロナエントロピー理論」を元に「絶対にコロナは死なないと言っている」と強調。その上で「政府は将来の予想も立たず、対策もしていないが経済も落ち込む。ある日本の中枢の政治家に話をしたが、何の政策もやってない」と政府を批判した。

さらに「水際対策を一生懸命やっているが、どうしても水漏れはする。自分を守るしかない。都市封鎖ではなく個人封鎖…政治や世の中は守ってくれない。自分を守りなさいと前から言っている」と訴えた。

中松氏は、この日「今までに全くない標識」として「CHALLENGE」を発明し、特許申請したと発表した。「バレーボールで、ボールがラインを割ったか割らないか、野球でセーフかアウトか、という時、監督が出てきてチャレンジのサインをする。それを私が図形として書いた」と説明。その上で「特許庁に出した。これで、人類の未知なる未来を切り開いていきます」と強調した。