米大統領選のゆくえを占う11月8日の米議会中間選挙まで1カ月を切った中、ニューヨーク州の連邦下院議員に立候補している自称リベラルな無所属候補のマイク・イツキス氏(53)が、自身が公約に掲げる売春の合法化を含む「セックス・ポジティブ」政策に注目を集めるため、自らのセックス動画を利用していることが分かった。

英デイリー・メール紙によると、ニューヨーク市マンハッタン中心部の選挙区から出馬している同氏は、AV女優との13分間のセックス動画を人気ポルノサイトで公開したという。

「セックスは結婚している男女だけのもの」という保守的な考えに反対の立場を示す同氏は、セックス・ワークの合法化や婚外性交渉を禁じる法律の廃止などを公約に掲げており、女性が妊娠した際に男性が養育しない権利も支持している。

ビデオでは、AV女優のニコール・セージが「薬物やアルコールの影響は受けていない」と語るシーンから始まり、同氏が画面に現れると2人は性感染症の検査を受けていることを明かし、抱き合ってキスをし、性行為する様子が映し出されている。ビデオは2021年に撮影されたものだという。

同氏は、略歴で「結婚していません。子供はいません。独身ではありません。無神論者。AV女優ニコール・セージと過去1年で2回カメラの前で性行為をするアダルトビデオに出演」と自らについて説明している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)