将棋の最年少5冠、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が広瀬章人八段(35)の挑戦を受ける、第35期竜王戦7番勝負第5局が26日、福岡県福津市の宮地嶽(みやじだけ)神社で再開した。シリーズ対戦成績は藤井の3勝1敗。初防衛に王手をかける藤井が4連勝で一気に決めるか。かど番の広瀬が巻き返すか。

両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。午前9時すぎ、立会人の中村修九段(60)が先手の広瀬の69手目の封じ手を開け、「封じ手は1三歩です」と読み上げた。2日目の戦い始まった。

竜王戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。

持ち時間各8時間。昼食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。