囲碁の第47期名人戦を制した芝野虎丸名人(23)の就位式が6日、都内のホテルで行われた。今期は井山裕太名人(33)を4勝3敗と、激戦の末に下して3期ぶり2度目の名人を獲得した。今年は3月あたりまで成績が悪く、調子が上がらなかった。勉強量を増やすため、詰め碁を1日50問解いた。

謝辞で、「シリーズは結果的に運が良かった。3年前と違って食事もモリモリと食べ、よく寝て、ふだん通り緊張せずに打てたのが良かったです。まだまだ頑張りたいです」と述べた。来年1月からは一力遼棋聖(25)に挑戦する、棋聖戦7番勝負に初登場する。