W杯カタール大会でベスト16に入ったサッカー日本代表の森保一監督と、吉田麻也主将、長友佑都、2得点を挙げた堂安律ら選手たちが8日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相を表敬した。

冒頭、首相は「(日本代表の戦いは)世界中をびっくりさせた。間違いなく日本の多くのファンに勇気と元気をいただいた。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と、激闘を続けたメンバーに感謝の意を示した。 森保監督は「日本の皆さんのエールのおかげで、勇気をもって戦うことができた。選手たちも最後まで粘り強く戦ってくれた。応援ありがとうございました」などと応じた。

また、吉田が日本代表のユニホーム、長友がサッカーボールを岸田首相に手渡し、和やかな雰囲気で全員で写真撮影を行った。

首相と森保監督は、ともに思いをノートにつづることで共通している。森保監督は、W杯を通じて話題になっている「森保ノート」を、首相は「聞く力」の源としている「岸田ノート」を取り出し、それぞれにサインをして、交換し合うひと幕もあった。

首相の地元広島のサンフレッチェ広島には、森保監督が選手、監督として在籍したことがあり、2人は旧知の仲とされる。首相は12月2日、日本がスペインに逆転勝ちして決勝トーナメント進出を決めた際にも、試合直後の森保監督に直接電話をかけ、勝利を祝福したことを明かしていた。

表敬訪問には、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長や永岡桂子文科相らも同席した。【中山知子】

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