囲碁の史上最年少タイトル保持者、仲邑菫女流棋聖(14)が30日、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で行われた第10期会津中央病院・女流立葵杯予選決勝で横田日菜乃初段(19)に白(後手)番4目半勝ちした。2年ぶりの本戦トーナメント進出を果たした。

前期は予選2回戦で中澤彩子五段(51)に敗れ、初戦で姿を消した。今期は予選1回戦で辻華二段(22)を下すと、奥田あや四段(34)星合志保三段(25)を撃破。このところ女流棋戦で本戦入りを続けるなど、活躍が目立つ横田も倒した。

前々期、仲邑は本戦ベスト4まで進出。福島県会津若松市のホテルで開催された準決勝で、初めて地方対局を経験した。本戦は8人による勝ち抜き戦。1勝すれば、会津に行ける。