4月23日に行われた兵庫県芦屋市長選挙で初当選した高島崚輔(りょうすけ)新市長(26)が1日、初登庁した。

午前8時45分に市役所に姿を見せた高島氏は、市役所職員や支援者らに拍手で迎えられた。花束が贈呈されると「ありがとうございます。頑張ります」とよく通る声で返答。「世界で一番住み続けたい、そんな芦屋を市民の皆さまと市役所職員の皆さまと対話を通じて一緒に作り上げて参ります。市長と言っても上の立場ではない。市民の皆さまと市役所職員の皆さまの真ん中に立って、お声をいただき思いを集めて前向きに市政運営に取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします」と力強く語った。

高島氏は私立灘中学・高校(神戸市)、東京大を経て米ハーバード大を卒業。選挙戦では18歳までの医療費無償化や公教育の改革などを訴え初当選。26歳で史上最年少の市長となった。

高島氏の晴れ姿を見届けた母親は「これからようやくスタート。選挙期間は多くの方に支えていただいたので恩返ししてほしい。これまで通り、しっかりと皆さんのお話に耳を傾けて、力をお借りして選んでいくと思う。協力して良い方向にいけば」と感想。次弟の崇輔(しゅうすけ)さんは「高島と話してると『自分の未来が明るい』と思わせてくれる。希望を与えてくれる存在。ポジションが市長に変わっても変わらずあり続けて欲しい」とエールを送った。

母親によると、高島氏は早朝から選挙事務所の開設の際に祈祷してもらった神社にお礼と報告のため参拝。朝食は「トーストとコーヒーでいつも通り」だったと明かした。