日本維新の会の躍進で苦境に立たされる自民党大阪府連をめぐり、党本部が次期衆院選に向けて、落選中の衆院小選挙区支部長がいる中で、新たに「公募」を実施する方針を決めたことに対し、現支部長の元衆院議員6人が4日、党本部で幹部と面会し、公募決定の経緯などについて抗議した。
公募対象の選挙区の1つとなっている大阪11区の佐藤ゆかり元衆院議員は「この厳しい大阪で自民党を守ってきたのは、大阪11区においては私、佐藤ゆかりだ。ほかの(公募対象となった)選挙区の皆さんも同じプライドと自負心があると思う」と主張。「(公募で)他の人が来てこれだけの活動ができるのかと問いたい」とも訴えた。
また大阪17区の岡下昌平元衆院議員は「数字、世論調査、活動量などさまざまな話があったが、大阪の支部長で努力をしていない人間は誰もいないと伝えた。厳しい状況下で歯を食いしばり、自民党の看板を掲げて努力をしてきている」と主張。「党本部が思っていることと、地元の声には乖離(かいり)がある。(公募対象の)6人と力を合わせて頑張りたいと、志を新たにした」と話した。
前回衆院選で、自民党は大阪の19の小選挙区で1議席も獲得できず、4月の統一地方選でも大阪維新の会に惨敗した。今回の公募には現支部長の応募も可能だが、公募は事実上の候補者差し替えの措置となる。党側は、党勢回復に向けて若手や女性の積極的な登用を念頭に、公募を行う方針。

