藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が伊藤匠七段(21)の挑戦を受ける第36期竜王戦7番勝負第4局が10、11の両日、北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われ、先手の藤井が129手で伊藤を下し、4連勝で竜王3連覇、全8冠制覇後の初防衛に成功した。
これで出場した19度のタイトル戦を全て制した。19期連続でタイトルを獲得は、昭和のレジェンド・故大山康晴15世名人と並び最多となった。
主な一問一答は以下の通り
-竜王戦3連覇、いまの率直な気持ちは
藤井 本局は中盤の難しい局面で、方針が分からなくなってしまって、苦しくしてしまったところもあったと思う。その後、チャンスの来る展開にできたのかなと思う。まだ実感はないが、3連覇という結果はよかったかなと思います。
-1日目から速い展開になった
藤井 (序盤は)方針が分からなかったが、本譜は部分的には狙い筋なのかなと思った。ちょっとこちらの玉が思っていた以上に薄い形だったので、何か自陣に手を入れる指し方を選ばなければいけなかったかなという気がしています。
-勝因をあげるとすれば
藤井 駒を自陣に埋めていって、少しずつ、簡単には寄せられない形にできたのかなと思います。
-シリーズ4連勝、7番勝負を振り返って
藤井 難しい将棋だったが、特に第3局は比較的、うまく指せたのかなという感触があったので、充実したシリーズではあった。
-第1局の後で王座を獲得した。全8冠制覇を達成して対局に臨む心境の変化はあったか
藤井 まったく意識せず、第1局から同じ気持ちで臨めればと思っていた。

