疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会で不信任決議を受けた同県の斎藤元彦知事(46)が26日、県庁で会見を開き、30日付で自動失職した上で、今後の出直し選挙に出馬する意向を表明した。
斎藤知事は「結論から言いますと、今回の不信任決議を受けて、議会の解散はせず、30日付で失職をする。そして次期知事選において、出直し選挙に臨ませていただくということを決めましたので、その旨をご説明させていただきたいと思います」と説明。議会解散については「最初から(選択肢に)なかった」と明かした。
失職、出直し選出馬を決断したのは「昨日(25日)の朝ですね」とそのタイミングの出来事を説明。「昨日、ぶら下がり(取材)をやらせていただいた時に、終わった後に、高校生が私のところに来られて、手紙を渡していただいたんです」と紹介した。「お叱りの手紙かなと最初は思ったんですけど、部屋に帰って読んだら、まあ、今でも見ると感情的になることもあるんですけど『辞めないで欲しい』と。『知事のやってこられたことというものが、高校生にとっても響いている面があった』ということで、知事の置かれている状況は…マスコミの皆さんを目の前にしてアレですけど『マスコミの皆さんから批判もすごいものがあるけど、世間も厳しい目で見ているかもしれないけど』」と内容も明かし「やっぱり彼としては『負けないで屈しないで、未来のために頑張って欲しい』というお手紙をいただきまして」と語った。
斎藤知事は「こういう状況でもそういった高校生が、私に対してエールをわざわざ届けてくださったんで、そこはすごく…」と話すと目を赤くして5秒の間。「グッときたというかですね。それがまだまだ、こんな自分でも期待してくれる人がいるんだ、ということを受け取った」と声を詰まらせた。その上で「選挙は大変だと思うんですけど、頑張ってみようという風に覚悟を決めたことになりました」と語った。
不信任決議は19日の議会開会日に全会一致で可決。自動失職後の知事選で再選された場合は、公選法の規定で新たな任期は4年となる。斎藤氏は自ら辞職する選択肢もあったが、辞職後再選されると、従来の任期である来年7月までしか在任できない。

