藤井聡太名人(竜王・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)への挑戦権を争う、将棋の第83期A級順位戦最終9回戦の一斉対局が27日、静岡市「浮月楼」で行われる。決戦前日の26日、在籍するトップ棋士10人が現地入り。このうち、体調不良で大事を取って欠席した菅井竜也八段を除く、9人が前夜祭に出席。それぞれが決意を表明した。
27日の対局は、佐々木勇気八段(順位7位、4勝4敗)対佐藤天彦九段(同6位、6勝2敗)、増田康宏八段(同10位、5勝3敗)対永瀬拓矢九段(同2位、5勝3敗)、千田翔太八段(同9位、4勝4敗)対豊島将之九段(同1位、3勝5敗)、渡辺明九段(同3位、4勝4敗)対菅井(同4位、3勝5敗)、中村太地八段(同8位、4勝4敗)対稲葉陽八段(同5位、2勝6敗=いずれも上が先手)。
佐藤、永瀬、増田による挑戦者争いの一方で、降級争いもし烈だ。稲葉はすでに降級が決まっているが、残る1枠は豊島、菅井、千田が候補。しかも、豊島と千田は直接対決のため、勝ち負けが大きく左右する。同星で並べば、順位が下の棋士が降級する。
A級最終局は、別名「将棋界の1番長い日」。名人挑戦だけではなく、生き残りもかかる。残留が決まっていても来期の順位を1つでも上げておきたいため、「消化試合」はない。27日午前9時から始まり、持ち時間各6時間。決着は同日深夜の見込み。

