元埼玉県警捜査1課警部補の佐々木成三氏は16日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。埼玉県三郷市で小学生の列に車が衝突し男児4人が負傷したひき逃げ事故で、現場から逃走したとみられるスポーツタイプ多目的車(SUV)が15日、同市内で見つかったことをめぐり、逃走した運転者の人物像について独自視点で分析した。

事故は14日に発生。県警などによると、下校中の児童約10人の列に背後から車が衝突。男児4人が病院へ搬送され、1人が右足甲の剥離骨折の疑いで重傷とみられ、ほかの3人は軽傷を負った。車には男2人が乗っていたとみられ、防犯カメラなどの捜査を経て発見され、15日夜に埼玉県警が押収した。県警は、ひき逃げ事件として運転者らの行方を追っている。

佐々木氏は、事故が起きた場所や車が発見された場所を念頭に「(防犯カメラ映像を見ると)すべて抜け道のような道を選んでいる。このエリアをよく知っている人物が運転していた可能性がある」と指摘。発見された車が川口ナンバーと報じられていることに触れ「(本来の)保管場所と違うところ(三郷市内)に止まっている。(運転者らを)見つけるのには時間を要すると思う」とした上で、「(捜査本部が設置されていないなどの)捜査の規模の割には、早く見つかった?」と問われると「そう思います」と応じ、事故発生から1日で逃走車両の発見に至ったことについて語った。

その上で、運転手らが逃走した経緯について「事故発生当時、警察を呼ばれると何か自分にとってデメリットがあるため、現場から逃げたのではないか」との見立てを披露。「(公開されている事故当時の)動画を見ると、故意か過失かでいえば、過失で事故を起こした可能性が高いと思う」とした上で「降りて謝っている様子も見えるが、思った以上に大人も集まっており、謝ってすむ問題ではないと考え、警察を呼ばれるとデメリットがあるから急きょ、逃げるという選択をしたのではないか」と推測した。

自身が考えるデメリットについて問われると「本当に可能性的には、飲酒、無免許も考えられます」とした上で、逃走車両が川口ナンバーとされ、番組内で発見現場の近隣住民の証言として「以前も同じ場所に止まっているのを見たことがある」という内容が紹介されたことを念頭に、「川口ナンバーの車がなぜいつも三郷というところに止まっているのかも、刑事の目線から見ると…。何か別の問題もあるのかなと思う」とも推測した。三郷市は「春日部」ナンバーだとも述べた。