プロ野球阪神が2年ぶりのリーグ優勝を決めた7日夜、大阪・ミナミの戎(えびす)橋周辺には阪神ファンらが集結した。橋の近くの遊歩道ではファンらが飲食店の画面に映し出された試合中継をみながら「あと1人」コールがわき起こった。

史上最速のリーグ優勝が決まると、遊歩道では、ファンらが「バンザイ!」と叫び、六甲おろしを熱唱した。優勝決定の瞬間には遊歩道から水着姿の若い男性2人が秒速で? 道頓堀にダイブした。トラの法被を着た30代の男性会社員は「正直、こんなに早く優勝する日が来るとは思っていなかった」と興奮気味に話した。

03年の星野阪神優勝時には約5300人が道頓堀川へ飛び込んだ。23年のリーグ優勝では、ダイブ防止のため戎橋両端のスロープは閉鎖されたが、川沿いの遊歩道から延べ26人が「道頓堀Vダイブ」を決行した。

大阪府警はミナミを中心に警察官約1000人を動員し、厳戒態勢を敷いた。混雑状況を素早く把握するため、阪神優勝時の警備では初めてヘリコプターを導入した。歩行者を誘導する「DJポリス」を配置。ナニワのDJポリスはハンドマイクで「立ち止まらないください」と呼びかけた。外国人観光客も多く、DJポリスは日本語に加え、英語でも呼びかけた。英国から来た男性(35)は「これは何の騒ぎなんだ」と驚いた表情を見せた。戎橋の欄干は警察官ががっちりガードしたが、隙あらば、欄干からダイブを試みようとするファンとの駆け引きが続いた。一方で遊歩道からはダイブが続き、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のコスプレをした男性が飛び込むと、大歓声が上がった。【松浦隆司】

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