藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が同学年の伊藤匠叡王(22)に1勝2敗とかど番に追い込まれた、将棋の第73期王座戦5番勝負第4局が7日午前9時、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で始まった。先手後手は事前に決まっており、藤井が先手、伊藤が後手。
対局前の午前8時48分、陣屋初見参の伊藤がまず入室した。遅れること約1分、藤井が入室して関係者に一礼し、着座すると手提げ袋から扇子、デジタル時計、汗ふきシート、ハンカチを取り出し、所定の場所に置いた。
定刻になって中村修九段が対局開始を告げると、藤井はいつもの初手「お茶」の後、天井を見上げながらハンカチで両手をふいて、すかさず飛車先の歩を突いた。一方の伊藤は盤を見ながら少し前かがみになると、やはり飛車先の歩を突いた。
角換わりの出だしかと思われてスイスイと進んだた10手目、角道を開けていた伊藤が注文をつけた。4筋に角を繰り出した。これに対して、いきなり選択を迫られた藤井は羽織を脱ぎ、早くも時間を使って考え始めた。
王座戦の持ち時間は各5時間。午後0時10分から1時までは昼食休憩、午後5時から5時30分には夕食休憩がある。午後3時にはおやつが出される。決着は7日夜の見込み。

