自民党の高市早苗総裁と15日に会談した野党トップ2人から、高市氏の健康を気遣う声が出た。高市氏は今月4日の総裁選出時に比べ、明らかにほおがこけた様子が見受けられ、自民党内で心配する声が出ている。

立憲民主党の野田佳彦代表は15日、臨時国会での首相指名選挙をめぐり高市氏と会談した後の取材で、高市氏との会話を問われた際、「この間(10月8日)、わが党の(国会内の)部屋にあいさつに来られた時と比べて、やせたんじゃないかと申し上げた」と明かし、「セルフコントロール(が大事)。よく食べること、よく寝ることを、やった方がいいよと伝えた」と述べた。

野田氏は、首相経験者の立場から「総理になるようだったら、その前に、衰弱しちゃだめだよということは申し上げた」とも述べ、高市氏の様子について、詳細は語らなかったが「きちんと食べていない様子だったし、寝ていないようだったので、心配になりました」とも語った。

野田氏は、松下政経塾で高市氏とは先輩、後輩の間柄でもある。高市氏も会談後の取材に、野田氏から「よく寝て、よく食べるようにということで、健康第一ということで、お励ましをいただきました」と、明かしている。

一方、国民民主党の玉木雄一郎代表も、16日未明に更新したX(旧ツイッター)で、高市氏との会談について記した際、冒頭で「少しお痩せになっていたようなので、健康には気をつけて頑張ってくださいと声をかけさせていただきました」と、気遣いをつづった。

高市氏は今月4日に自民党総裁に選出された直後の演説で、所属議員に「全員野球」を求める過程で「全員に馬車馬のように働いてもらう。私もワークライフバランスという言葉を捨てます」とした上で、「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と悲壮なまでの決意を口にし、賛否となった。その後、自民党総裁の立場で連日さまざまな公務をこなし、先週末から今週にかけての3連休は議員宿舎にこもったが、首相に選出された場合の人事案を練っていたとされる。

公明党の連立政権離脱という衝撃的な事態も重なり、気の休まない日々が続いているとみられる。