元航空幕僚長の田母神俊雄氏が23日、X(旧ツイッター)を更新。日中間の緊張関係が悪化する中、「中華人民共和国駐日本国大使館」が公式Xでした「軍事行動」をめぐる投稿をうけ、私見をつづった。

中国駐日本国大使館のXは21日の更新で「『国際連合憲章』には『敵国条項』が設けられており、ドイツ・イタリア・日本などのファシズム/軍国主義国家が再び侵略政策に向けたいかなる行動を取った場合でも、中・仏・ソ・英・米など国連創設国は、安全保障理事会の許可を要することなく、直接軍事行動を取る権利を有すると規定している」と投稿した。

これをうけ田母神氏は自身のXで「在日本中国大使館が21日、国連憲章の『敵国条項』により、中国は安全保障理事会の許可なしに日本を軍事攻撃できると公式Xで主張した。中国に言いたい放題やられている」と書き出した。そして「先日の薛剣(せつけん)駐大阪総領事の発言に即座にペルソナノングラータを発動しないからこんなことになる。そして今回のX投稿に日本政府はどう対応するのか。これほど馬鹿にされた発言に厳正な対応が出来なければ日本は一層馬鹿にされることになる」と述べた。

高市早苗首相は7日の国会で、「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した。これをうけ、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とSNSに投稿したことが問題化。さらに、中国の外務次官が日本の駐中国大使に、また日本の外務省が中国の駐日大使に、それぞれ抗議したと報じられた。また中国は日本への渡航自粛を呼びかけ、日本産の水産物の輸入手続きを停止するなど、高市発言への対抗措置とみられる動きを強めており、両国間の関係に緊張が広がっている。