藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)が昨年に続いて永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第1局が11日午前9時からの2日制で静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」で始まった。先手後手を決める振り駒は、と金が3枚出て、永瀬が先手、藤井が後手と決まった。お互いに飛車先の歩を突いてスタートした今年最初のタイトル戦は角換わりへと進んだ。

7月に24歳となる年男の藤井にとって、26年の防衛ロードは過去8戦8勝の静岡県から始まった。21年棋聖戦第3局(沼津市、渡辺明名人)で初防衛を決めると、22年は王将戦第1局(掛川市、渡辺王将)、王位戦第5局(牧之原市、豊島将之九段)、竜王戦第3局(富士宮市、広瀬章人八段)、23年は王将戦第1局(掛川市、羽生善治九段)、名人戦第2局(静岡市、渡辺名人)、棋聖戦第3局(沼津市、佐々木大地七段)、昨年の王将戦第1局(掛川市、永瀬九段)と負けなしだ。

第2局(24、25日、京都市「伏見稲荷大社」)の開催地である京都府になると、佐々木勇気八段の挑戦を退けた昨年11月の竜王戦第4局(京都市「JRA京都競馬場」)まで10戦10勝。さらに好相性となる。

藤井は23年8月の王座戦の開幕局で永瀬王座(いずれも肩書と段位は当時)に敗れて以降、16回のタイトル戦で連続して対戦相手よりも先に1勝目を挙げている。

午(うま)年の今年、好相性の地でスタートダッシュをウマく決めたい。

【動画】藤井聡太王将と永瀬拓矢九段、ともにお辞儀の後、第1手