こんにちは。今週の25日は、いよいよドバイワールドCをはじめとするドバイ国際競走が開催されます。日本からはサウジアラビアからの転戦組も含め、計27頭がメイダン競馬場にWBC顔負けのメンバーが集結し、日々トレーニングをしています。今のところ、どの馬たちも順調にきていると感じます。今日、明日でそれぞれ最終追い切りをしますが、どのような意図で最終追い切りをしているのか、皆さまにもぜひ注目してほしいと思います。例えば、しまいだけを伸ばす馬は、すでにしっかりと調整できている馬で、しまいの反応を確認することを目的としているのが大きいです。

今朝の調教でドバイターフに出走するドウデュースと、担当の前川助手を撮らせていただきました。調子が良いことが日々の調整からも見て取れます。フランスの凱旋門賞では不発だった末脚を、ドバイの地で武豊騎手とともに世界のホースマンに見せつけてくれるのがとても楽しみです。当日はランフランコ・デットーリ騎手という世界的なレジェンドがドバイ最終騎乗となる予定ですが、レジェンドはレジェンドでも日本のレジェンドここにあり、という日になっても不思議ではありません。

レース当日は、時差の関係で夜遅くになりますが、ぜひぜひ生観戦して応援していただけるとうれしいです。

実は今回でコラムの連載を始めてから400回になりした。皆さま、いつもありがとうございます。ここまで続けてこられたのも愛読者の方々がいるおかげです。500回を目指して引き続き書いていきますので、応援のほどよろしくお願いします。

(レースホースコーディネーター)

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