15日に佐賀で行われた全国交流のニッカン・コム杯ゴールドスプリント(1300メートル)。第2回の今年は南関東からも大井のマックス(せん6、福永)、川崎のインペリシャブル(牡6、高月)が参戦ということで現地まで足を運んできた。

1周1100メートルの小回りコース。直線はゴールまで200メートルで、4コーナーを回り切ったところがスタート。東日本にはない設定の1300メートルを求めての参戦でもあったが、半馬身差の2着にマックス、その半馬身差の3着にインペリシャブル。4コーナー過ぎから続いた南関東2騎とのたたき合いを1分19秒9のコースレコードで制したのは高知のダノングッド(牡11、別府)だった。昨年に続く連覇だが、レースぶりは外から豪快に差し切った昨年とは一転、前々の競馬。別府師の「今日は行かないとだめでしょう」との言葉通り、馬場は終日不良で前残り。2番手で運んだ多田羅騎手のコース取りも光った一戦だった。【牛山基康】