前走のゴールドCを完勝して重賞3勝目を挙げた船橋のスマイルウィ(牡6、張田)。今年初戦には今日16日の京成盃グランドマイラーズが選ばれた。昨年、3連勝で重賞初制覇を決めた舞台で始動する。

負担重量は昨年から1キロ増えて57キロだが、2走前のサンタアニタTでは58キロを背負いながらアランバローズを差し返した。昨年とは本馬場の砂も違うが、あの巨漢が気にするとは思えない。主戦の矢野騎手も「時計がかかってこその馬だと思っているので。跳びもパワフルで、イメージ的には力の要る馬場は大歓迎だと思います」と話す。

連覇に向けて死角はないのか。「負けられない戦いではあると思いますけど、目標がいてこその馬。その辺の難しさがあるので、この頭数でどういうレースになるんだろうなという心配はありますね」。昨年はフルゲートの14頭。それが今年はわずか8頭。立ち回りが鍵になりそうだ。

とはいえ着実にステップアップ。実力的には昨年の比ではないはずだ。「(中央)交流レベルだと思っているので」と鞍上の期待も大きい。この先の大舞台に向け、あっさり連覇したいところだろう。【牛山基康】