川崎の記者席には重賞を勝利した騎手や調教師から差し入れが届くが、今開催は神尾香澄騎手(21)からも差し入れ。10月22日に盛岡のOROターフスプリントで初めて重賞を制した。

お礼かたがた振り返ってもらうと「実力ではなく運の要素もだいぶ大きかったなと思いますね。自分の中ではもっと頑張らないとな、と思っています」と謙虚。ダート変更なども有利に働いたが、1000メートルで2馬身半差の完勝に導いたのだから、騎乗したマッドシェリー(牝5、山田質)だけでなく、自分も褒めてもいいのでは?「今開催は半分以上4、5着。やっぱり実力がないなと思います。力がないから攻め切れない部分もあるので」。2日目を終えて未勝利の今開催は上位に来ても馬券圏に届かない歯がゆさもあっての発言。向上心は変わらない。

とはいえ一昨年、昨年とレディースジョッキーズシリーズ(LJS)などで経験していた盛岡には多少の自信もあったはず。「内を開けすぎたというのはありますが、自分の中では敵は外だと思っていたので」と盛岡での3勝目を挙げた。21日にはLJSで再度の盛岡。「過去2回2位なので優勝したいです。応援してくれるファンの方もいっぱいいるので」。今回こその意気込みだ。【牛山基康】