18日(火曜)から始まったロイヤルアスコット開催は前半のスケジュールを終了しました。3日目(木曜)までに行われた5つのG1レースの結果をお伝えしましょう。
【クイーンアンS】〈6月18日、芝直線1600メートル、良、出走12頭〉
優勝チャーリン(S・デソウサ騎手/R・ヴェリアン厩舎)1分38秒04
2着ドックランズ 2馬身4分の1
3着マルジューム 2馬身4分の3
スタンド側の馬群中団に位置したチャーリンが、残り200メートルで先頭に立って優勝。単勝4・33倍の1番人気に応えました。前走、G1ロッキンジSを逃げ切ったオーディエンスは5着、G1ドバイターフでナミュール、ダノンベルーガ、ドウデュースをまとめて負かしたファクトゥールシュヴァルは6着に終わりました。チャーリンは今シーズン、これで4戦3勝。3月のリステッド競走のドンカスターマイル(ドンカスター、AW1600メートル)と4月のG2ベット365マイル(サンダウン、芝1600メートル)を連勝。前走のG1ロッキンジSはオーディエンスの2着でした。次走は7月31日のG1サセックスS(グッドウッド、芝1600メートル)、もしくは8月11日のG1ジャックルマロワ賞(ドーヴィル、芝1600メートル)になる模様です。
【キングチャールズ3世S】〈6月18日、芝直線1000メートル、良、出走17頭〉
優勝アスフォーラ(O・マーフィー騎手/H・ドワイヤー厩舎)58秒60
2着リージョナル 1馬身
3着ビッグイーヴス半馬身
オーストラリアから遠征の6歳牝馬アスフォーラが、スタンド側の走路を選択した6頭の集団から抜け出して優勝。1番人気のビッグイーヴスを3着に退けて、G1初制覇を飾りました。2000年以降、オセアニアから遠征した馬の優勝はショワジール(03年)、テイクオーバーターゲット(06年)、ミスアンドレッティ(07年)、シーニックブラスト(09年)、ネイチャースピリット(22年)に次いで6頭目となっています。
【セントジェームズパレスS】〈6月18日、芝1600メートル、良、出走8頭〉
優勝ロサリオン(S・レヴィー騎手/R・ハノン厩舎)1分38秒38
2着ヘンリーロングフェロー 首
3着メトロポリタン 3馬身
道中5番手の内を進んだ愛2000ギニー馬ロサリオンが、先に抜け出したヘンリーロングフェローをかわして優勝、G1連勝で3歳マイル戦線の最前線に浮上しました。3着に仏2000ギニー馬のメトロポリタン、G1英2000ギニーでロサリオンを2着に退けたノータブルスピーチはブービーの7着に終わりました。ロサリオンはこれで7戦5勝。G1は2歳時のジャンリュックラガルディール賞を含め、3勝目となりました。次走、7月31日のG1サセックスS(グッドウッド、芝1600メートル)が予定されています。
【プリンスオブウェールズS】〈6月19日、芝1990メートル、良、出走10頭〉
優勝オーギュストロダン(R・ムーア騎手/A・オブライエン厩舎)2分03秒12
2着ザラケム 4分の3馬身
3着ホリゾンドレ 1馬身
縦長になった隊列の4番手を進んだオーギュストロダンが残り400メートルで抜け出して優勝、自身6度目のG1制覇を飾りました。4分の3馬身差の2着に不良馬場のG1ガネー賞でブービー8着から巻き返したザラケム、前走のG1イスパーン賞で2着したホリゾンドレが3着、2番人気のインスパイラルは6着、昨年の仏2冠牝馬ブルーローズセンは7着に終わっています。オーギュストロダンは今年初戦のG1ドバイシーマクラシックでしんがり12着に大敗、欧州に戻って初戦となったG1タタソールズゴールドCもホワイトバーチの2着に終わっていました。次走は7月27日のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット、芝2400メートル)が有力視されています。管理するエイダン・オブライエン調教師はこれでG1競走400勝となりました。
【ゴールドカップ】〈6月20日、芝3990メートル、良、出走9頭〉
優勝キプリオス(R・ムーア騎手/A・オブライエン厩舎)4分18秒06
2着トローラーマン 1馬身
3着スウィートウィリアム 5馬身
先行馬を射程圏に入れてレースを進めたキプリオスが、直線残り400メートルで内で逃げ込みを図るトローラーマンと一騎討ち。ゴール前でぐんと前に出て地力の違いを見せつけました。1馬身差の2着に、昨年のG2英チャンピオンズ・ロングディスタンスCでキプリオスを破って優勝し、G2ドバイゴールドC3着から臨んだトローラーマン。5月23日のG3ヘンリー2世S優勝のスウィートウィリアムスが3着に頑張りました。一昨年の最優秀長距離馬に輝いたキプリオスは、これで15戦11勝。G1は5勝目でゴールドCは2022年以来、2度目の制覇になっています。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2024年6月20日現在



