アメリカのトレーニングセール、OBS(オカラ・ブリーダーズ・セール社)のスプリングセールが19日から22日まで4日間の日程で行われており、2日目(20日)に日本の中内田充正調教師(43)が2頭を高額落札した。ヒップナンバー(上場番号)490番(牡、父メンデルスゾーン、母グレースイズゴーン)をこの日2番目に高い130万ドル(約1億5600万円)で落札。466番(牡、父イントゥミスチーフ、母ゲームフォモア)も82万5000ドル(約9900万円)で落札した。米国メディアは現在日本のリーディングに立っているトレーナーの落札と2頭の日本行きを大きく報じている。

メンデルスゾーンは17年のBCジュベナイルターフ、19年のUAEダービーを制したスキャットダディ産駒で注目の新種牡馬。「ブラッドホース」電子版は中内田師の談話を紹介しており、師は「2頭とも日本へ行くことになります。私の厩舎で管理し、いくつかのレースを勝ってほしいですし、できれば、もし幸運をつかむことができれば、彼らを国際的な舞台へ立たせてあげたい」とコメントしている。2頭のオーナーは明らかにされていない。

OBSスプリングセール初日にはカナヤマホールディングスがアメリカンファラオ産駒の牡馬を34万ドル(約4080万円)、江馬由将氏が新種牡馬フリードロップビリー産駒の牡馬を23万ドル(2760万円)で落札している。