注目タッグだ! “大魔神”佐々木主浩オーナー(54)が名門・友道厩舎に託すガルヴァナイズ(牡、父リアルスティール)が、18日の土曜阪神芝1600メートルでデビューを迎える。同タッグからは17年ジャパンCを制したシュヴァルグランなどG1馬3頭が誕生。オーナー譲り? の高いコントロール性を武器に、新馬勝ちを狙う。

“大魔神”佐々木オーナーと名門・友道厩舎のタッグで4頭目のG1馬となるか。新種牡馬リアルスティール産駒のガルヴァナイズが、仁川のターフで初陣を迎える。大江助手は「スムーズにここまでくることができましたし、初めから動きそうな雰囲気がありました。期待通りの仕上がりで初戦を迎えられると思います」と、力を込める。

母カヴェルナは佐々木オーナーが16年のセレクトセールで落札。未出走のまま繁殖入りとなったが、母系をたどると名牝エアグルーヴがいる血統だ。佐々木オーナーは現役時代に伝家の宝刀フォークを操って活躍。所有馬ガルヴァナイズも“コントロール性”に秀でていると大江助手は明かす。「本当に素直な馬で、乗ることに関しても管理することに関しても手のかからない優等生という印象です。そこがセールスポイントだと思いますね」。若い2歳戦で高い操縦性は大きな武器となる。

8日の1週前追いでは、レースでも騎乗予定の福永騎手を背にCウッドでびっしり併せ馬を消化(6ハロン81秒4-11秒8)。「レース(の馬体重)は480~490キロくらいになると思います。先週しっかりやったことで週末(12日)の動きも変わってきていますし、整ってくると思いますよ」と気配も上昇ムードだ。

佐々木オーナー&友道厩舎は13、14年のヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナ、16年秋華賞と17年ドバイターフを制したヴィブロス、17年ジャパンC馬シュヴァルグランとG1馬3頭が誕生している注目タッグ。偉大な先輩馬の背中を追って、鮮烈デビューを飾る。【奥田隼人】

◆好調な新種牡馬 世代最初の新馬戦となった4日中京5Rでは、サトノダイヤモンド産駒のダイヤモンドハンズが世代1番星を挙げた。続く5日の中京5Rでも、ミッキーロケット産駒のジョウショーホープが新馬勝ちを収めた。リアルスティール産駒は先週までで3頭が出走し、4日東京5Rオールパルフェの2着が最高。ガルヴァナイズには産駒初勝利の期待もかかる。