年度代表馬エフフォーリア(牡4、鹿戸)が新兵器「ブリンカー」着用で絶好の動きを見せた。

宝塚記念の最終追い切りは美浦ウッドの3頭併せ。この日は初めてブリンカーを着用し、直線は外トロワエスポワール(古馬1勝クラス)、内マッチレスノヴェル(古馬2勝クラス)の真ん中を抜群の手応えで駆け抜けた。時計は6ハロン85秒0-5ハロン68秒8-ラスト11秒1。

共同会見に出席した横山武騎手の言葉も1週前追い切りの後とはトーンがガラリ一変した。

「1週前はあまり感触が良くなくて、牧場と鹿戸師と話して、馬具に工夫をしました。初めてブリンカーを着けて反応を見ましたが、1週前とは明らかに変わったと思います。やっとエフフォーリアらしさが見られました。競馬なので絶対大丈夫とは言いきれないけど、間違いなく1週前より良くなっていると思います。(宝塚記念のメンバーは)かなり強い馬がたくさんそろいました。武器を持った馬たちがいると思います。(レースプランは)特にこれといったものはないけど、エフフォーリアの力を発揮できる立ち回りをしたいです。エフフォーリアはあんなもの(前走大阪杯9着)じゃないですし、エフフォーリアが一番強いのは僕が一番知っているので」。