この日の目玉とうわさされていたモシーンの21(牡、父モーリス)は4億5000万円(税抜き)で(株)ダノックスが落札した。

リザーブ(最低価格)1億円でスタートした競りは第一声で2億円へ。白熱した競りが展開され、最後は「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが制した。

4億5000万円は、セレクトセール1歳馬の最高落札額シーヴの19(取引年20年)の5億1000万円に次ぐ歴代2位。

母モシーンはオーストラリアでG1・4勝を挙げた名牝。ディープインパクト産駒の半姉プリモシーンは重賞3勝を挙げ、ヴィクトリアM2着の実績を上げている。

ダノックスの岡田良樹ディレクター 「とにかくいい馬ですね。オーナーがまだモーリスの子どもを走らせていなくて、モーリスの子どもに興味を持っていました。(55番ホームカミングクイーン)はどうしても行きたいということでした。うちとしては万々歳の結果です。とにかく好馬体で動きがよく、1歳にしては完成しています。とても評価していましたし、今日の一番いい馬だと思います」