6月の大井で衝撃の追い込みを決めたシテイタイケツ(牡、上杉)が土曜新潟のダリア賞(2歳オープン、芝1400メートル、6日)へ向け、大井競馬場で追い切りを行った。

ダートコースで5ハロン64秒5-11秒4をマーク(強め)。上杉昌宏師は「新馬を勝った後はここを目標に順調な調整ができている。中間追いの動きも良く、馬の成長がうかがえる。JRA勢相手にどこまでやれるか。芝の適性や長距離輸送の対応も鍵で、今後に向けていい経験になれば」とコメントしている。

シテイタイケツは父バゴ、母サットー、母の父ステイゴールドという血統。母はJRAで6戦未勝利だったが、母の半弟に21年東京スプリントなど重賞2勝を挙げ、ダート重賞戦線で活躍中のリュウノユキナがいる。

一躍その名を広めたのが、6月27日に行われたデビュー戦だった。6頭立てのダート1400メートル。矢野貴之騎手を背に、離れた最後方から豪快な追い込みを決めたレース映像がSNSで国内外に拡散され、大きな話題となった。今回は森泰斗騎手とのコンビで、初めての芝、新潟芝内回り1400メートルという条件。ここでどんな走りを見せるのか、多くの競馬ファンが注目している。