ステイゴールド産駒の個性派で、2012年有馬記念2着などの実績を残したオーシャンブルーが4日、左後肢骨折のため安楽死の処置がとられた。けい養先の北海道日高町・Yogiboヴェルサイユリゾートファームがホームページで発表した。14歳だった。

同ホームページによると、4日早朝に馬房内で左後肢が骨折しているのを発見。獣医師を呼び診断してもらったところ、球節が開放して腱(けん)も切れてしまっている重症であることなどから、安楽死の処置がとられたという。

オーシャンブルーは2008年3月26日に社台ファームで生産され、現役時代は30戦7勝。池江厩舎から2011年の小倉でデビューし、2012年12月金鯱賞で重賞初制覇を果たした。その勢いに乗って、同月末の有馬記念に参戦。10番人気と低評価ながらルメール騎手の好騎乗もあって、ゴールドシップから1馬身半差の2着に健闘してファンを沸かせた。3着はルーラーシップだった。

その後は2桁着順に惨敗することも多かったが、2014年の中山金杯では重賞2勝目を挙げている。7歳時の15年有馬記念(15着)を最後に現役引退していた。種牡馬引退後は、Yogiboヴェルサイユリゾートファームで余生を過ごしていた。