3年ぶりの開催となったワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の初日が27日、札幌競馬場で行われ、JRA代表の武豊騎手(53)が45点で首位に立った。第1戦の10R(2勝クラス、芝1200メートル)を6番人気のメイショウツツジ(牝4、南井)で制すと、第2戦の11R(3勝クラス、芝2000メートル)でも4番人気アサケレディ(牝4、大橋)で3着。2位の川田騎手に3点差で、28日の最終日を迎える。

前身のWSJSで92年に優勝して以降、WASJの3回を含めて2位が実に7回ある。30年ぶりの優勝に向け、最高のスタートを切った。第1戦後は「現在トップ!」といたずらに笑い、初日トップの結果には「ここで終わればね…」とニヤリ。「明日もチャンスのある馬がいるし、いつも2位だから何十年ぶりかに優勝したいね。このまま逃げ切りたい」と意気込んだ。