札幌競馬場で3年ぶりに開催される「ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」。出場14騎手の個人戦に加え、外国騎手・地方競馬代表騎手チームの「WAS選抜」とJRA代表騎手チームの「JRA選抜」に分かれ、合計得点を競う対抗戦も行われる。2日間にわたる世界の名手たちの競演を写真でお届けします。
ポイント最終順位
順位 | 騎手 | 1戦 | 2戦 | 3戦 | 4戦 | 合計 |
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1 | 武豊 | 30 | 15 | ※6 | 20 | 71 |
2 | 川田将雅 | 12 | 30 | 2 | 15 | 59 |
3 | 松山弘平 | 6 | 20 | 30 | 2 | 58 |
4 | バシュロ | 2 | 12 | ※6 | 30 | 50 |
5 | 柴田善臣 | 1 | 2 | 20 | 12 | 35 |
6 | 岡部誠 | 20 | 1 | 12 | 1 | 34 |
7 | ウィリアムズ | 15 | 1 | 8 | 1 | 25 |
7 | 福永祐一 | 10 | 1 | 6 | 8 | 25 |
7 | ホー | 1 | 8 | 15 | 1 | 25 |
10 | ルメール | 1 | 4 | 10 | 6 | 21 |
11 | パコー | 8 | 1 | 1 | 10 | 20 |
12 | グラハム | 4 | 10 | 1 | 1 | 16 |
13 | 横山武史 | 1 | 6 | 4 | 4 | 15 |
14 | イーガン | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 |
※第3戦の武豊、バシュロ騎手は騎乗予定馬が競走除外のため、6点が与えられる
◆WASJ 出走馬はハンデキャッパーによりA~D評価にグループ分けし、各騎手の騎乗馬が公平になるように振り分けられる。個人戦(優勝賞金300万円)に加え、出場騎手をJRA選抜とWAS(外国騎手・地方競馬代表)選抜に分け、チーム合計得点を競う団体戦(優勝チームに賞品)も行う。全4戦で各レースともに1着30点、2着20点、3着15点、4着12点、5着10点、6着8点、7着6点、8着4点、9着2点、10着以下1点が与えられる。
表彰式
第4戦 芝1800メートル(3歳上2勝クラス)
第3戦 ダ1700メートル(3歳上2勝クラス)
第2戦 芝2000メートル(3歳上3勝クラス)
第1戦 芝1200メートル(3歳上2勝クラス)
開会式
共同記者会見
出場14騎手プロフィル
JRA選抜
武豊(たけ・ゆたか)
1969年(昭44)3月15日生まれ。53歳。87年にデビュー。88年菊花賞でG1初制覇。昨年、史上初のJRA通算4300勝に到達。今年はドウデュースで史上最多6度目、史上最年長で日本ダービーを制覇した。JRA通算4373勝、うち重賞349勝、G1・79勝。WASJ出場は26回目。
クリストフ・ルメール
1979年5月20日生まれ。43歳。99年デビュー。JRA初騎乗は02年12月。15年3月にJRA移籍。18年には215勝を挙げてJRA年間最多勝記録を更新。昨年は5年連続のリーディング騎手に輝き、MVJも5年連続受賞となった。JRA通算1590勝、G1・41勝。WASJは7回目。
川田将雅(かわだ・ゆうが)
1985年(昭60)10月15日生まれ。36歳。04年にデビュー。08年皐月賞でG1初勝利、16年マカヒキでダービー初制覇。13、14、19~21年にJRA賞最高勝率騎手。JRA通算1788勝、うちG1・20勝。20日小倉で4年連続8回目のJRA年間100勝。現在、全国リーディング1位。
横山武史(よこやま・たけし)
1998年(平10)12月22日生まれ。23歳。17年デビュー。20年に史上最年少で関東リーディングを獲得。昨年はエフフォーリアとのコンビで皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を勝ち、他に菊花賞、ホープフルSも制しJRA・G1年間5勝を挙げた。今年はJRA90勝で関東1位。
柴田善臣(しばた・よしとみ)
1966年(昭41)7月30日生まれ。56歳。JRA競馬学校騎手課程1期生として85年にデビュー。昨年は55歳でレパードSを勝ち、JRA重賞最年長勝利記録を更新した。JRA通算2314勝。この春、JRA現役騎手として初めて黄綬褒章を受章。WASJ出場は10年ぶり9回目。
福永祐一(ふくなが・ゆういち)
1976年(昭51)12月9日生まれ。45歳。96年にデビュー。99年桜花賞でG1初制覇。20年にはコントレイルで無敗3冠制覇。昨年はシャフリヤールでダービー連覇。日本ダービー3勝は単独2位。今年もフェブラリーS、皐月賞を勝ちJRA・G1通算34勝。WASJは10回目。
松山弘平(まつやま・こうへい)
1990年(平2)3月1日生まれ。32歳。09年にデビュー。17年皐月賞(アルアイン)でG1初勝利。20年にはデアリングタクトで史上初の無敗牝馬3冠を達成。同年に自身初のJRA年間100勝。昨年はキャリアハイの同130勝。JRA通算962勝。WASJは初出場。
WAS選抜
テオ・バシュロ(フランス)
1992年9月22日生まれ。29歳。5歳で騎手を目指し、09年にS・ワッテル厩舎の見習で騎手デビュー。14年ポルトマイヨ賞(G3)で重賞初勝利。19年クリテリウムドサンクルーでG1初制覇。昨年は162勝で自己最高位のリーディング3位。WASJ初出場、日本での騎乗も初。
デヴィッド・イーガン(英国)
1999年6月19日生まれ。23歳。アイルランド出身。父は騎手、母は調教師。叔父のR・ヒューズ師も元騎手で13年WSJS優勝という競馬一家。16歳で英国へ渡り、18年に重賞初V。昨年のドバイシーマC(ミシュリフ)でG1初タイトル。WASJ初出場。日本での騎乗も初めて。
ジェームズ・グラハム(米国)
1979年5月17日生まれ。43歳。アイルランド出身。米国で騎手免許を取得し03年に初勝利。04年に重賞初制覇。09年クイーンエリザベス2世チャレンジCSをエタリオウの母ホットチャチャで制しG1初勝利。7月31日に通算2900勝を達成。G1・5勝。WASJ初出場。
チャクイウ・ホー(香港)
1990年5月25日生まれ。32歳。09年に香港騎手免許取得。20年チャンピオンズマイルでG1初制覇。21年QE2世Cをラヴズオンリーユーで勝利。ゴールデンシックスティとのコンビで有名。初の短期免許で7月30日から日本で騎乗。レパードSでJRA重賞初制覇。WASJ初出場。
コラリー・パコー(フランス)
1998年9月22日生まれ。23歳。両親は競馬と無縁だったが馬好きで15年に騎手デビュー。18年から有力厩舎ルジェ師の管理馬に騎乗して67勝と躍進。19年にはミカエル・ミシェル騎手の女性年間勝利数記録に1まで迫る71勝を挙げ女性騎手のトップに。WASJ初出場。日本初騎乗。
クレイグ・ウィリアムズ(オーストラリア)
1977年5月23日生まれ。45歳。93年デビュー。メルボルン地区のリーディングを9回獲得。G1は6カ国で68勝。JRA・G1はジャガーメイルの10年天皇賞・春など3勝、同重賞7勝。初来日は06年、JRA通算869戦89勝。WASJ出場は6年ぶり10回目。
岡部誠(おかべ・まこと=名古屋)
1977年(昭52)3月3日生まれ。45歳。94年デビュー。名古屋競馬騎手リーディングを過去に15回獲得。20年には地方競馬史上12人目となる地方通算4000勝を達成した。JRAでは通算536戦19勝。今年は211勝(25日現在)で地方競馬の全国2位。WASJ初出場。