今週もジャンプレース(障害競走)を楽しもう-。マーケティング予想の井上力心(よしきよ)記者、海外競馬&ジャンプ大好きの木南友輔記者、ゴルフや相撲など各スポーツ競技の取材経験豊富な木村有三デスクが楽しく、そして、本気で予想します。

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木村デスク はぁ…。

井上 ちょっとお疲れですね。

木南 先週日曜は秋のG1開幕戦のスプリンターズSがあって、凱旋門賞があって、メチャメチャ気合入れて予想したし、ちょっと脱力感が…。

木村デスク 勝ったらどうしよう、負けたらどうしよう、惜しかったらどうしよう、って。デスクで新聞制作するのはなかなか疲れるんやわ…。井上は景気良さそうやな、スプリンターズSが◎ウインマーベル、凱旋門賞が◎アルピニスタでウハウハやないか。

井上 幸先のいい秋G1になりました。ただ、いろいろと考えさせられる週末だったと思います。

木南 凱旋門賞で日本馬のジョッキーが騎乗停止処分を受けたことについて、今週、美浦でいろんな人と話したんだけど、あらためて勉強になったよ。

木村デスク 「日本中央競馬会競馬施行規程106条」やな。ニッカンコムに掲載された記事の反響は大きかったみたいやで。

木南 「第106条 騎手は、馬場に出た馬を、審判台の前を常歩で通過させなければならない」。JRAは欧州に比べ、時間厳守でやっているし、障害競走の場合は特にレース前の時間に少しでもコースのスクーリング(下見)をする時間が欲しい。この規程は意識はしているけど、ぶっちゃけ厳しいと感じるときもあるそうです。

力心 「JRAの規程は罰則が決まってない。だからって、やりたい放題じゃいけない」「馬場入場について、あらためて考えるきっかけになった」という声も聞きました。

木南 今年の凱旋門賞を教訓に、いい方向に向かっていってほしいね。

木村デスク さあ、今週は3日間開催。3日連続で障害競走が組まれているし、頑張らないとあかん。

力心 土曜阪神4Rは◎プリンスオブペスカを信頼です。久々をたたいて、このメンバーの7頭立てなら。森一騎手の手綱さばきに期待します。

木村デスク ◎ファイナルマズルはこのコースで0秒3差3着。久々を使った上積みも見込める。

木南 ◎サダムラピュタを狙います。デビュー当時から黒光りして、脚が長くて、かっこいい馬だった。こういう馬はセンスがあるのでは。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。マーケティング用語を駆使した独自の予想にチャレンジ。

◆木南友輔(きなみ・ゆうすけ)1980年(昭55)8月6日、東京都生まれ。趣味は登山と社会人野球観戦。

◆木村有三(きむら・ゆうぞう)1974年(昭49年)、大阪市出身。98年入社。ゴルフ、プロ野球、大相撲、ボクシング担当などを経て17年4月から競馬担当へ。大学までゴルフに打ち込み、メンタルのコントロールは得意なはず…。栗東トレセンで関西馬中心に取材。YouTubeで「この血が走る! 極ウマ血統ランキング」も担当している。