ジャパンC(G1、芝2400メートル、27日=東京)の最終追い切りが24日、行われた。

天皇賞・秋3着からG1初制覇を目指すダノンベルーガ(牡3、堀)は、美浦ウッドを単走、馬なりで5ハロン71秒0-12秒1を計時。共同会見に出席した堀宣行調教師(55)の一問一答は以下の通り。

-前走は天皇賞・秋3着。内容の振り返りと、JCへ向かう過程について

堀師 長い期間十分乗り込んで、満足する状態で出走させることができた。レース内容としては、この馬の持ってる能力をしっかりお見せすることが出来たかなと。3着ということで、着順には満足していませんが、おおむね能力は出せたかなと感じています。

-JC出走を決めた経緯は

堀師 前走後の状態を見極める中で、秋にもう1戦できるのではないかな、というのが1つ。ただその中で、もう1戦した後の状態が重要ですので。目の前のレースでの着順うんぬんというより、健全に成長させることが一番大事。その辺りの見極めには時間がかかっています。条件面としては、左回り。招待を受けていた香港Cは右回りですし、まだ3歳。この段階での海外遠征は少し負担が大きいかなと感じていました。そういったことを総合的に考えてジャパンC参戦を決めました。

-左回り2400メートル。コース適性は

堀師 この馬は体のバランスの問題で、左回りの方がいい。能力を出すのに申し分ない。距離の2400は少し工夫が必要と感じている。

-中間の気配、最終追い切りの評価

堀師 中間の気配としては右トモにウイークポイントがある。競馬に使うと、使ったなりに悪くなる。そちらはケアしながら。精神的には少しピリッとして集中力が増した印象。全体の動きとしては、気持ちが乗ってきている。少し軽快になったかなと。先週まででほぼ仕上がっている状況でしたので、今日は微調整で予定通りの時計。手応えとしては現段階で天皇賞前と変わらないかなと感じています。

-矯正馬具の装着などの予定は

堀師 前走はメンコをゲート裏まで着用しましたが、今回は外す予定。矯正馬具は使用する予定はありません。

-2400メートルは工夫が必要。具体的には

堀師 それは教えられません。

-追い切り後、ゲートの確認をしていたが問題はあるか

堀師 特段ありません。ゲートの確認はルーティンで、毎回毎週行っています。

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