ジャパンCでドイツ馬テュネス(牡3、P・シールゲン)に騎乗するバウルジャン・ムルザバエフ騎手(30)が、12月17日から来年3月7日までJRAの短期免許を取得することが25日、分かった。

同騎手はカザフスタン出身で今回が初来日。19年から4年連続の独リーディングジョッキーをほぼ確定させ、今年は独ダービーをサンマルコで制している。

「今週末もたくさんの騎乗依頼をいただいて、関係者のみなさんに感謝しています。結果を出したい」と意気込みを語った。現在はムーア、レーン、C・デムーロ、H・ドイル、マーカンドの5騎手が短期免許で騎乗しており、ムーアは来月9日、レーンは同11日までが免許期間となっている。

◆バウルジャン・ムルザバエフ 1992年9月17日、カザフスタン生まれ。07年にカザフスタンで見習騎手免許を取得。その後はチェコで3年連続リーディングを獲得し、16年からドイツに移籍。19年から3年連続でリーディングに輝き、今年もここまで96勝を挙げて首位を独走する。7月にはサンマルコで独ダービーを制し、待望のG1初勝利も挙げた。今回が日本初騎乗。土日とも東京で計8鞍に騎乗予定。