有馬記念に出走するタイトルホルダー(牡4、栗田)の栗田徹調教師(44)が共同記者に出席し、凱旋門賞11着からの巻き返しへ意気込んだ。
以下、一問一答。
-追い切りの狙いは
栗田師 先週横山和生騎手に乗ってもらって修正点も見つかりましたし、その後の日曜日の動きを確認したところ、かなりその点も改善されていたということで、今日は前に馬を置いて、我慢が利いた中でどういう動きをするかというのをジョッキーの判断に任せて追い切りをしました。
-追わずともいい動き
栗田師 やれば動く馬でそこまでやる必要もないかなというジャッジで昨日から今日にかけて馬のコンディションも見ながらジョッキーに「馬の動きはよかった。何も言うことはないです」と言っていただきました。
-修正点とは
栗田師 ちょっと馬場コンディションなどもありましたし、何とも言えないですけど先週ちょっと最後も時計は出ていましたけど、弾みというか弾ける感じがもう一つ出てくるといいかなというところで騎手に確認したら「自分もそう思う」と。この追い切りで変わってくるだろうというこちらの読みがありましたから、日曜に確認したところ修正された部分がありましたので今日最終確認しましたらいい動きだったと思います。
-横山和騎手と追い切り後もコミュニケーションをとっていた
栗田師 いつも馬の上だけじゃなくても厩舎に来てくれたり、競馬場でも馬のことを気にしてくれたり、タイトルホルダーのことだけじゃなくて厩舎の馬のことをすごく心配してくれていろいろ話してくれるジョッキーで厩舎のスタッフともそういう姿勢で取り組んでいますし、自分も最終追い切りだからと変わるのではなくて、普段通りに彼と話をしたつもりです。
-タフな凱旋門賞からの中間は順調
栗田師 凱旋門賞ではチャレンジしましたけど、多くのファンの期待に応えられず残念な結果になってしまいました。本当に馬は最後まで一生懸命走ってくれて、無事に上がってきてくれたことが幸いで、日本にも無事帰国できました。やはり凱旋門賞、海外遠征明けということで自分たちもつかみきれないところがありましたし、近くの牧場でも少し気持ちの難しさが出ているということで、そういう意味では厩舎には普段と違う形で入れさせてもらいました。普段は1カ月くらい前ですけど、40日前に厩舎に入れさせてもらって、10日ほどはなるべく鎮静させるというか、人との関わりだったりを大事にしてやってきたつもりです。1カ月前くらいから少しずつピッチを上げてきて、最初はやはり気持ちの高ぶりが見られましたけど、ここ2、3週は本当にすごく気持ちと体がマッチした感じが見受けられまして、本当に順調にここまでこられました。
-有馬記念でファン投票1位
栗田師 宝塚記念でもそうですけど、多くのファンの方に投票していただいていますし、厩舎にも応援の手紙や声が届いているので、ファンの期待に応えたい気持ちでいっぱいです。それとともに去年とは違った見られ方をしていると思いますし、そういう意味で責任は非常に感じています。ただタイトルホルダーと厩舎の関わりは去年と同じで、有馬記念に対する気持ちやこの馬のベストコンディションで走らせてあげたいという気持ちは去年とも本当に変わっていません。
-去年と比べて一段と相手も強くなる
栗田師 やはり有馬記念は(1年の)最後の大舞台で、ファン投票もありますし、ファンの競馬に対する見方もありますし、また有馬記念に出走する陣営の思いはそれぞれ違いますし、何とかして勝ちたいという思いで来ていると思います。その中の1つとしてうちも去年と変わらない気持ちで来ています。去年もそういう思いでやりました。結果はついてこなかったですけども、去年と違ったタイトルホルダーが見せられると思いますので、有馬記念に対する思いは去年と同じです。
-今年も正攻法で戦うか
栗田師 やはり競馬はいろんな馬が出てきて展開は枠順によっても変わってきますし、まずはタイトルホルダーらしい走りができれば、という思い一つだけです。
-ファンへ
栗田師 このたびは本当に多くの投票をいただきましてありがとうございます。凱旋門賞では残念な結果になりまして、応援してくれたファンの期待に応えることはできませんでしたけど、帰国してまた違ったタイトルホルダーの姿を競馬場でお見せできるように、またその先にいい結果が出せるように厩舎としましては有馬記念当日まで調整してコンディションを上げていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

