JRAは10日、2022年度JRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した(年齢は明け年齢)。

最優秀4歳以上牝馬にはジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)が239票(全288票)を獲得して選ばれた。母は12年、14年にJRA年度代表馬に選出されたジェンティルドンナで、G1・7勝の名牝は13、14年に最優秀4歳以上牝馬に選ばれており、母子受賞となった。

ジェラルディーナは昨秋のオールカマーで重賞初制覇を遂げると、勢いそのままに大外からの差し切りでエリザベス女王杯を制した。続く有馬記念でも牡馬一線級を相手に3着と善戦した。秋になって一気に地力を強化し、古馬中長距離戦線で上位の存在まで上り詰めた。

斉藤崇師は「ありがとうございます。夏までもどかしい競馬を続けて勝てないでいましたが、秋になって成長と条件がかみ合ってくれたことで2勝して、有馬記念でも3着でした。今年もう1度、大きいところを勝てるように頑張っていきます」とコメントした。