JRAは10日、2022年度JRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した(年齢は明け年齢)。

最優秀2歳牡馬には3戦3勝でG1朝日杯FSを制したドルチェモア(牡3、須貝)が279票(全288票)を集めて選出された。

須貝師は「重賞とG1を含む3戦3勝ということで、大変優秀な2歳牡馬に恵まれたことに感謝しています。完成度としてはまだまだで、距離など含めて未知な面もあります。これから注目される1頭になると思うので、うれしい半面、重圧も感じています」とコメントした。今後は近日中にオーナーサイドと相談して決める予定。

下河辺牧場の生産馬で父ルーラーシップ、母は桜花賞馬のアユサン。昨年8月に札幌でデビュー勝ちを収めると、2戦目のG3サウジアラビアRCでは大逃げするグラニットを2番手から捉え、重賞初制覇を飾った。

続く朝日杯FSでは1番人気に支持された。レースでは坂井騎手を背に、好スタートから好位2、3番手を追走。直線早めに力強く抜け出し、無敗のG1馬へと駆け上がった。