今週の日曜中山メインは伝統のAJCC(G2、芝2200メートル、22日)が行われる。

舞台替わりのノースブリッジ(牡5、奥村武)に注目だ。前走天皇賞・秋まで6戦連続で東京を走った。こだわりのレース選択は天皇賞・秋挑戦という目標があったため。6月のエプソムCで重賞初制覇を果たし、毎日王冠5着から本番へ。G1初挑戦は11着に敗れたものの「天皇賞はタイトなローテの影響もあった」と奥村武師は振り返る。

今回は久々の中山。2歳暮れの葉牡丹賞を4馬身差で逃げ切り、3歳秋のセントライト記念は直線で進路を失う不運があっての10着だった。「本来は中山向き。これまでのベストパフォーマンスは葉牡丹賞です」と師はうなずく。

1週前には岩田康騎手を背に美浦ウッドで5ハロン67秒8-11秒9の時計をマークしており、態勢は整っている。トレーナーは「いつも通りの在厩調整で不安はないです。距離も心配していない。今年はもう1つ上に行きたい」。まずはG2。勝てばその先にG1が見えてくる。