大阪城Sは転厩初戦のスカーフェイス(牡7、中竹)が中団外から鮮やかに差し切った。勝ち時計は1分44秒8。

西村淳騎手は「大外枠が嫌だったけど内に潜り込めた。活気にあふれていてベストポジションがとれた。最後も歯を食いしばって頑張ってくれた」とねぎらった。

先月で定年を迎えた橋田元調教師が管理していた馬で、担当していた息子の宜長(よしたけ)調教助手とともに転厩してきた。中竹師は「不器用なイメージがあったので、まさか、あの位置にいるとは…。ほとんど橋田先生のおかげです」と感謝を口にしていた。