16日に中山競馬場で牡馬クラシックの第1弾・皐月賞が行われる。

直線力強く伸びて皐月賞を制したジオグリフとガッツポーズを決める福永騎手(右から3頭目)=2022年4月17日、中山競馬場
直線力強く伸びて皐月賞を制したジオグリフとガッツポーズを決める福永騎手(右から3頭目)=2022年4月17日、中山競馬場

■皐月賞見どころ

今年は朝日杯FSの覇者ドルチェモア、ホープフルSを制したドゥラエレーデの2歳G1馬が不在。例年以上に混戦模様となっている。


波乱ムードも漂う中で、注目は共同通信杯を勝ったファントムシーフ(牡3、西村)だろう。新馬戦と野路菊Sを連勝し、ホープフルSは4着。前走の共同通信杯は2番手から抜け出して快勝した。レースセンスのいい馬で、皐月賞でも勝ち負けになっていい。


ライバルはタスティエーラ(牡3、堀)。共同通信杯は4着に敗れたが、弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を決めた。皐月賞と同じ舞台で勝っているのは大きな魅力で、ここも当然、楽しみになる。


フリームファクシ(牡3、須貝)は未勝利勝ちから3連勝できさらぎ賞を制覇。その3戦はすべて少頭数だけに、多頭数の競馬が鍵にはなるが、センスも能力も相当に高い。レーン騎手の手綱さばきも見ものだ。


2戦2勝のソールオリエンス(牡3、手塚)はヴァンドギャルドの半弟にあたる。前走の京成杯は粗削りなレースぶりでも快勝。まだ心身ともに成長の余地が見込めるが、ポテンシャルはかなり高そうだ。


デビューから3戦無敗でスプリングSを制したのがベラジオオペラ(牡3、上村)。新馬戦、セントポーリア賞は先行策だったが、前走は差す競馬で3連勝を決めた。どんな展開にも対応できそうで、皐月賞の舞台でも好レース必至だろう。


トップナイフ(牡3、昆)は重賞未勝利だが、上位争いしていい実力馬。ここ3戦とも重賞で差のない2着に健闘しており、特に2走前のホープフルSは逃げてドゥラエレーデの鼻差2着と惜しい競馬だった。レースが上手で、大崩れはなさそうだ。


他にも、朝日杯FS2着のダノンタッチダウン(牡3、安田隆)、若葉Sを制したショウナンバシット(牡3、須貝)、新馬戦と若駒Sを連勝して挑むマイネルラウレア(牡3、宮)、すみれSを制した良血シャザーン(牡3、友道)などの有力馬が名を連ねる。


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