クラシック候補のダノンザタイガー(牡3、国枝)が脚部不安のため、目標にしていた青葉賞(G2、芝2400メートル、29日=東京)を回避し、休養することになった。

同馬は父ハーツクライ、母シーズアタイガーという血統。昨秋の東スポ杯2歳Sで2着に入り、今年初戦の共同通信杯は3着惜敗だった。皐月賞をパスし、ダービーを大目標に調整を進めてきたが、無念の戦線離脱となった。

国枝師は「先週の土曜に放牧へ出ました。すごく残念。共同通信杯で苦しい競馬になった後、若葉Sへ向けて立ち上げたときにどこか気になるところがあったので青葉賞へ目標を切り替えてやってきたけど、今回も歩様がスムーズじゃない。右前の深管に痛みがあるようなので、ここは無理をさせたくないと思います」と説明した。

アパパネ、アーモンドアイという2頭の3冠牝馬を育てた国枝師にとって、牡馬クラシック制覇は悲願。「ダノンザタイガーは残念だけど、青葉賞にはサトノトルネードが出走予定。頑張ってもらいます」と前向きに話した。