内田博幸騎手(52)騎乗の9番人気シャンパンカラー(牡、田中剛)が中団後方から残り100メートルで先頭に立って押し切り、3歳マイル王の座に就いた。勝ち時計は1分33秒8。内田騎手は16年前の07年に17番人気ピンクカメオと雨中の決戦を制覇。18年フェブラリーSノンコノユメ以来5年ぶりのG1制覇で、ベテランここにありを見せつけた。

<NHKマイルCアラカルト>

☆内田博幸騎手 07年ピンクカメオ以来の勝利で通算2勝目。JRA・G1は18年フェブラリーS(ノンコノユメ)以来の通算13勝目。JRA重賞は20年セントライト記念(バビット)以来の通算55勝目。

☆50代騎手によるJRA・G1制覇 70年生まれの内田博幸騎手は52歳9カ月12日でのJRA・G1勝利となり、グレード制を導入した84年以降で歴代4位の年長勝利記録となった。1位は今年の大阪杯(ジャックドール)で武豊騎手が記録した54歳0カ月19日。

☆田中剛師 初出走で初勝利。JRA・G1は16年安田記念(ロゴタイプ)以来の通算4勝目(他にJ・G1・2勝)。JRA重賞も16年安田記念以来で通算11勝目。

☆馬主・青山洋一氏 NHKマイルCはのべ4頭目で初勝利。これまでの最高は09年ワンカラットの6着。JRA・G1は16年桜花賞(ジュエラー)以来の通算2勝目。JRA重賞も16年桜花賞以来の通算9勝目。

☆ドゥラメンテ産駒 NHKマイルCは産駒初出走で初勝利。JRA・G1は今年の桜花賞(リバティアイランド)以来の今年2勝目、通算9勝目。JRA重賞も桜花賞以来で今年6勝目、通算17勝目。

☆生産者・社台ファーム 02年テレグノシス以来の通算2勝目。JRA・G1は今年の皐月賞(ソールオリエンス)以来の通算98勝目(他にJ・G1・3勝)。JRA重賞も皐月賞以来で今年7勝目、通算531勝目。

☆牡馬 18年ケイアイノーテックから6年連続勝利。通算は牡馬23勝、牝馬5勝。

☆関東馬 21年シュネルマイスター以来の勝利。通算は関東馬11勝、関西馬17勝。

☆単勝9番人気 20年ラウダシオン以来の通算3勝目。

☆馬番(11) 20年ラウダシオン以来の通算3勝目。

☆払戻金 枠連[2][6]9690円は、19年に記録した6440円を更新し、NHKマイルCの式別最高払戻金額。

☆売得金 NHKマイルCの売得金は162億696万2700円で前年比94・9%と減少した。