サトノクラウン産駒の4番人気タスティエーラ(牡、堀)が大激戦制した。弥生賞を制し、皐月賞2着からの臨戦。ダミアン・レーン騎手を背に直線で抜け出し、後続の猛追を封じた。勝ちタイムは2分25秒2。

1954年のゴールデンウエーブ以来となる69年ぶりとなるテン乗り騎手のダービー制覇となった。

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ノーザンファームは21年シャフリヤール、22年ドウデュースに続く、3連覇を成し遂げた。ダービー通算12勝目は、ヴィクトリアM、オークスに続く3週連続のG1制覇でもあった。津田朋紀場長は「今までで一番、中間の気配は良かったのではないでしょうか。本来持っている能力を出し切れたと思います。(サトノクラウン産駒は)晩成のところがあるので、さらにまだ能力を発揮してくれるのではないのかと思います」と話した。同馬の母パルティトゥーラは現在、ダービー馬と同じサトノクラウンとの子を受胎している。