大盛況でした。今年初めての日曜の函館開催。昨年比126・2%の9248人のファンが詰めかけました。北海道グルメや元プロ野球選手の糸井嘉男さんの爆笑トークショーなど、さまざまなイベントがありました。それでも主役はやっぱり競馬。11日は藤田菜七子騎手(25=根本)がデビュー8年目にして初めて函館で実戦騎乗しました。

レース前には芝コースの状態を歩いて確認しました。競馬学校生の時に研修で調教騎乗しており、それ以来の函館。「洋芝はクッションが利いていてフワフワとしていますね。お客さんとの距離感も近いなと。何とか1勝をつかみ取れれば」。強い決意で始まったレース。結果は5度の騎乗で4着が3回と、馬券圏内まであと少しの奮闘を見せました。

開催終了後、藤田騎手は悔しさをかみしめながら1日を振り返ってくれました。「勝つことが出来ず、悔しいです。また函館に来る時があれば、その時は必ずリベンジしたいです」。この夏は福島や新潟を中心に騎乗します。函館でのリベンジに燃える同騎手に、引き続き注目です。【阿部泰斉】