皐月賞12着のグラニット(牡3、大和田)が改めて、玉砕覚悟の逃走宣言だ。

30日、重賞初挑戦のラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、7月2日=福島)へ向け、美浦北馬場で調整。大和田師は「追い切り後もぴりぴりせず、いい雰囲気ですよ。早めにここを目標にしてきたので、休養効果もあると思います」と順調ぶりを強調した。

2歳時のサウジアラビアRCでは大逃げをかまし、ドルチェモアの2着と善戦。スプリングSも3着と僅差の4着と健闘した。週中から逃げの手に出ることを明言する師は「いかに自分の形で走れるかですね。強引にでも、競ってでも自分の形に持ち込みたいです」と力を込める。枠順は1枠2番に決定。師は「駐立がよくないので、内めの偶数枠が欲しいですね」と話していただけに、願ってもない絶好枠をゲットした。

週末は雨予報もあるが「渋った馬場はあまり得意ではないですが、他馬が不得意なら」とした。